こんにちは、yuya (Twitter@yuya_plants)です。
私は元々東京都内の某不動産会社で働いていました。
何千人のお部屋探しをした私だからこそ分かる、【今後お部屋探しをする予定がある全ての方に読んでほしい】よく聞かれる5つ質問をご紹介致します。
①時期により探しやすさは変わの?
②家賃はどのくらいで探せば良いの?
③部屋の広さはどのくらいが理想?
④内見(見学)はできるの?
⑤何社くらいで探すのが良いの?
①時期により探しやすさは変わの?
結論から話すと変わります。
ではどう変わるのか。ポイントとなるのが1月~3月です。。
1月~3月・・・業界の繁忙期。お部屋探しのライバルがかなり多い。
4月からの新年度に向け学生や新社会人、異動などでお部屋探しをする方が多いです。
この時期によくあることが「気に入った物件がなくなった、、、。」です。
なぜなくなるのか?それは多くの方が似た条件で探しているからなのです。
条件①:バス・トイレ別。
条件②:独立洗面台
条件③:2階以上
条件④:広くて綺麗な部屋が良い。
条件⑤:会社まで20~30分以内で行きたい。
条件⑥:駅までは7分以内が良い。
条件⑦:帰り道までにスーパーがあり、住みやすい街が良い。
ほとんどの方が上記のような条件で探しています。
実際、私も自分のお部屋探しの際にはこの様な条件で探しました。
さらに繫忙期とお話しましたが、どれくらいの方がこの時期にお部屋探しをするのか?
答えは年間の約1/3です。
その為、需要>供給になってしまいます。
この時期のマインドとしては「みんながライバル!自分が良いと思ったお部屋は、他の人も良いと思っている。」です。
だた探す人がいると同時に、退去する人もいます。
お部屋自体がなくなるわけではなく、人気のお部屋からなくなっていくと考えてると良いと思います。
では探しやすい時期はいつなのか?
答えは7~8月です。
お問い合わせ数や看板を見ている人が、明らかに減っていました。
皆さん夏には6月のボーナスを使って旅行やBBQ、海水浴など遊びに行ってしまってお部屋探しの優先順位が下がっているのだと思われます。
そもそも私なら暑すぎてお部屋を探して、引っ越しする気力がでません。
しかし繫忙期と比べると、営業マンも時間の余裕ができるので時間をかけてじっくり探してくれる可能性大です。
ただ逆に言うと、この時期に探している人はこの背景を知っているお部屋探しに慣れた人、意欲の高い人なのかもしれません。
この時期のマインドは「ライバルはお部屋探し上級者!やっぱり条件の良いお部屋からなくなる。」です。
探す人は減りますし、周りの「早く決めなければなくなる!」という雰囲気はなくなるので焦って探す必要がない人にはオススメの時期です。
②家賃はどのくらいで探せば良いの?
結論は給料と相談です。
「どういうこと?」と思った方も多いと思いますが、参考までに言うと給料の約1/3程で探されている方が多い印象でした。
※東京か地方かで相場がかなり変わります。
家賃費用で問題となるのが、給料を何に使うか?です。
手取りが25万円のAさんを例に考えてみましょう。(家賃を1/3とする。)
家賃 75,000円
水道光熱費 8,000円
食費 35,000円
携帯 10,000円
ネット代 4,000円
日用品 6,000円
衣類 10,000円
交通費 10,000円
娯楽費 30,000円
保険 6,000円
貯金 40,000円
合計 234,000円
※内訳は20代男女数名のアンケート調査によるもの。
例を見て頂くと分かりますが、1/3を家賃に充てたとしても金欠になる生活にはならないのではないでしょうか。
また会社によっては条件により家賃補助などがある場合もありますので、お部屋探し前には確認することをオススメします。
ただ給料が例に当てはまらない方や奨学金の返済、実家への仕送り、投資など上記例に記載のない費用を必要とする方もいると思います。
やはり家賃に関しては1/3をベースに、給料と相談する必要があります。
③部屋の広さはどのくらいが理想?
結論は6帖以上です。
※江戸間、京間の関係で関東関西で帖数の大きさが変わります。
部屋に持ち込むものがシングルベッド、机、テレビ、小さいラック程度であれば6帖で借りる方が多かったです。
ソファーやダブルベッドの使用を考えている場合には7~8帖あるのが理想です。
また都内23区一人暮らし向けのお部屋の多くは、6帖~8帖の1Kor1Rです。
ただ地方から都内に引っ越される方は「8帖でも足りない、実家の部屋の方が広いし家具荷物入らない。」とおっしゃる方もいました。
確かに地方では家賃5万円1LDKとかがありますが、地価の関係もあり都内23区では家賃5万円だと専有でのお風呂やトイレがないお部屋もあります。
引っ越しは本当にこの荷物が必要かどうかの線引きが重要です。
また1Kや1R、1LDKなどの表記についての質問もありましたので、下記記事で回答させて頂きます。
参考までに確認してみて下さい。
④内見(見学)はできるの?
結論から話すと「部屋による」です。
どういう事なのか説明します。
既に賃貸物件にお住いの方はご存じかもしれませんが、お部屋には解約予告と呼ばれるものが存在します。
いわゆる貸主に対して、借主が「そろそろ退去するよ。」と伝えてから家賃を払わなくなるまでの期間のことです。
この期間の多くが1~3ヶ月となります。※一般的には契約書類に期間の記載があります。
つまり解約予告2ヶ月となっている場合は、退去する旨を伝えてから2ヶ月間は家賃を払い続けなければなりません。
では、解約の連絡がきた貸主はどうするのか?
借主が退去するまで、ただ待っているだけなのでしょうか?
答えは、退去前に募集を出します。
「え、まだ住んでる人がいるのに募集だすの!?」と思った方もいると思いますが、
募集を出します。(大事なことなので2回言いました。)
つまり、この人が住んでいる時に募集が出ているお部屋は内見(見学)をすることができないのです。
「見れないなら、その物件はやめとく。」と思った方はいませんか?
その考えは正直もったいないです。
なぜか?
それは「人気のお部屋こそ入居中に、なくなるから」です。
お部屋を実際に見て決めたい気持ちはよくわかります。
私も可能なら見せてあげたいと何度も思いました。
むしろ私も見たいと常々思っていました。
「申し込みだけして、退去してから見て、よかったら契約するよ。」とおっしゃる方もいました。
私もそうさせてあげたい。と何度も思いました。
ところが、貸主はそうは思いません。
退去後に見て、「やっぱりやめます。」と言われてしまうとまた振り出しに戻ることになります。
つまり、貸主は家賃収入がない赤字期間になってしまうのです。
その為、見なくてもよい方を優先されてしまうのです。
もちろん全てがこの様なわけではありません。
申し込み→退去→内見→合否→契約が可能なお部屋もあります。
これはネットや図面には記載がないので、不動産会社の方に確認するしかありません。
※内見できるお部屋には「即」や「空き」と記載があります。
また内見時のポイントについて下記でまとめさせて頂きました。
⑤何社くらいで探すのが良いの?
結論から話すと「1社」で良いと思います。
ただどこの不動産会社でも良い訳ではありません。
ポイントは3つです。
①仲介手数料無料。
②レインズ(不動産流通標準情報システム)を利用している。
③希望エリアに詳しい。
①仲介手数料無料のからくり。
入居前にかかる費用に「初期費用」と呼ばれるものがあります。
※敷金、礼金、仲介手数料、保証会社料金、火災保険など。
そして、一般的には賃貸仲介会社の売上になるのは「仲介手数料」のみです。
ではなぜ唯一の利益を0円にできるのか?
それは、貸主より報酬が出てるからなのです。
逆に言うと、報酬が出ない物件はほぼ紹介されません。
コスパ重視で選ぶ方はオススメですが、物件数を重視で探す方にはあまりオススメできません。
②レインズ(不動産流通標準情報システム)を利用している。
レインズとは不動産会社のみが見ることのできる物件検索サイトです。
イメージし易く言うと、業者版のSUUMOやホームズです。
このレインズを利用している会社であれば、自社管理物件だけでなく他社管理物件の検索も可能です。
以前まではA社の物件を探す際にはA社に出向き、B社の物件を探す際にはB社に出向かなければなりませんでした。
それがレインズの誕生によりなくなったわけです。
国内の物件が100%探せるわけではないですが、わざわざ複数の会社で探す必要性はなくなりました。
複数の不動産会社とやり取りしたくない方には、レインズを利用している会社をオススメします。
③希望エリアに詳しい。
先ほどレインズでどこの不動産会社でもある程度は探せるとお話ししましたが、レインズも使っており、希望エリアに詳しい(希望エリアに近い)会社がオススメです。
渋谷に探しに来る方の多くは、渋谷にオフィスがある方でした。
その為、日々渋谷エリアの物件を探し情報収集をしており、どのこの物件が人気で、どこのエリアが住みやすいか熟知してます。
時間がある方はわざわざでも、希望エリアの不動産会社に行くことをオススメします。
①時期により探しやすさは変わの?
→変わる。繫忙期は1~3月。閑散期は7~8月。
②家賃はどのくらいで探せば良いの?
→給料と相談。多くの方は給料約1/3。
③部屋の広さはどのくらいが理想?
→6帖以上。
④内見(見学)はできるの?
→入居中は不可、空室は可能。
⑤何社くらいで探すのが良いの?
→1社。ただしレインズ利用の希望エリア付近で。